欲しくて仕方がないモノ

昨日、日本を代表する工業デザイナーのケン・オクヤマ氏こと奥山清行氏の特集を見た。
その中でこんなコトを言っていた。

必要だから『仕方がなく買うモノ』ではなくて
必要じゃないけど『欲しくて仕方がないモノ』を作れ

すばらしいデザインはそんな言葉から生まれてくるんだろう
そう思った。

そしてその言葉を聞いて僕が一番に思い出したモノがある。
それは・・・


Campagnolo80年代の不滅の名作（迷作）通称デルタブレーキ

この斬新なデザインで今では秀逸なイタリアンパーツなんて扱いになっているけど
発表当時の評価はそれはひどかった。
まあリアルなレースシーンでは効かない、整備しにくいブレーキじゃ
評価が悪いのは当然なんだけど

それでも改良をし続け、新型レコードのブレーキが出るまでの間
とりあえずカンパのハイグレードブレーキの地位をを守ってきたのだ。

そんなデルタブレーキ
先の奥山氏の言葉に当てはめてみよう

効くから『仕方がなく買うブレーキ』じゃなくて
効かなくても『欲しくて仕方がないブレーキ』

ちょっと違うかなとも思うんだけど
僕はそう思ってしまう。

やっぱり欲しくて仕方がないデルタブレーキなんだよなぁ（笑）

コメント 2

出た！80Sイタリアンバイシクルデザインの最高峰ですね。『欲しくて仕方がないモノ』・・・・いっぱいあります（笑）。でもほとんど10代位までに影響を受けたモノですね。それ以降のモノには興味ないです。モノに対するノスタルジーなのかな・・・・。
ちなみに後期型は非常に良く効きますので、実用品としてもうひとついかが？
by lotustype45 (2011-02-13 06:44) 

lotustype45さま
僕は今なお影響をうけるモノが多くて
『欲しくて仕方がないモノ』はきりがないですね。
いつになったらこの物欲が収まるのか・・・
後期型、預けてあるモノがそうかもしれません。
しかし確認がぁ


by derosa84 (2011-02-13 11:34)